お尻のトレーニングを調べていると、「グルートブリッジ」と「ヒップリフト」という似た名前の種目をよく見かけませんか。どちらも仰向けでお尻を持ち上げる動作ですが、実は明確な違いがあります。
今回は、この2つの種目の違いと、目的に応じた使い分け方を解説します。
グルートブリッジとヒップリフトの違い
結論から言うと、動作の見た目はよく似ていますが、狙いと可動域が異なります。
- グルートブリッジ:膝を曲げて足を腰の近くに置き、お尻を持ち上げる。可動域は比較的小さく、大殿筋(お尻)を「収縮させる」ことに特化した種目
- ヒップリフト:肩(または上半身)を台やベンチに乗せた状態で行うことが多く、より深い可動域でお尻からハムストリングスまで広く使う種目
用語の使われ方はサイトによって多少ゆらぎがありますが、本記事では「床で行う基本形=グルートブリッジ」「肩を台に乗せて可動域を広げた応用形=ヒップリフト」として整理します。ヒップリフトの正しいやり方も参考にしてください。
グルートブリッジのやり方
- 仰向けに寝て膝を立て、足を腰幅に開く
- かかとをお尻の近くまで引き寄せる
- お尻を締めながら腰を持ち上げる
- 肩から膝までが一直線になったところで1〜2秒キープ
- ゆっくり腰を下ろす
可動域が小さい分、お尻の「収縮」に集中しやすいのが特徴です。初心者や、まずお尻の使い方を覚えたい人に向いています。
ヒップリフトのやり方
- ベンチやソファの縁に肩甲骨あたりを乗せる
- 足を腰幅に開き、膝を90度程度に曲げる
- お尻を締めながら腰を持ち上げる
- 体が一直線になる高さまで上げてキープ
- ゆっくり下ろす(床につく手前で止める)
肩を台に乗せることで可動域が広がり、グルートブリッジより強い刺激が入ります。慣れてきたら、太ももにペットボトルなどを乗せて負荷を上げるのもおすすめです。
どちらを選べばいいか
- お尻のトレーニングが初めての人:まずグルートブリッジで動作を覚える
- グルートブリッジに物足りなさを感じてきた人:ヒップリフトにステップアップ
- ハムストリングスまでしっかり使いたい人:ヒップリフトを選ぶ
順番としては、グルートブリッジで「お尻を締める感覚」を掴んでから、ヒップリフトで可動域を広げていくのがスムーズです。筋トレのフォームが大事な理由でも書いた通り、いきなり可動域の広い種目に挑戦するより、正しい感覚を先に身につける方が結果的に近道です。
共通のよくある間違い
- 腰だけを反らせて持ち上げている(お尻ではなく腰で持ち上げるとフォームが崩れます)
- 持ち上げた位置で締めが甘い(一番上でしっかりお尻を締めることが大切です)
- 膝が外側や内側に開く(膝はつま先と同じ方向を向くように)
下半身トレーニングと組み合わせよう
お尻を鍛えると、下半身全体のトレーニングの土台が安定します。内ももを鍛えるワイドスクワットや、前腕・握力を含めた全身の底上げを狙う前腕・握力トレーニングともあわせて取り入れてみてください。
似ているようで違うこの2種目、まずはグルートブリッジから、お尻を「締める」感覚を掴んでいきましょう。

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